うどんスタンプラリーのシート=日本うどん協会提供

 行きつけのうどん店以外にも足を運ぶきっかけにしてもらおうと、香川県内外の店でつくる「日本うどん協会」は17日から、スタンプラリーを開催する。期間中に県内のうどん店でお題に応じたメニューを食べ、地元プロスポーツの試合観戦や観光地を巡ってスタンプを集めると、後日、参加店で割引が受けられる。12月26日まで。

 日本うどん協会は日本のうどん文化を継承し、原材料費の高騰や後継者不足などの課題に対し、お互いの知識を生かして助け合う組織として、今年2月に発足した。

 協会によると、県民のうどんを食べる頻度は全国でもトップクラスだが、「日常で利用するうどん店は生活圏内にある数軒程度なのが実情」という。スタンプラリーを通じて、今まで行ったことのない店との出会いや普段食べないメニューを体験してもらうのが狙いだ。

 参加店舗は、うどん棒高松本店(高松市)、ヨコクラうどん(同)、こだわり八輻(はちや)(善通寺市)、麦香うどん(丸亀市)、本格手打うどんもり(三豊市)など18店。

 スタンプは「かけ」や「ぶっかけ」など指定されたお題のメニューを食べるともらえる。カマタマーレ讃岐や香川ファイブアローズの試合観戦のほか、小豆島、直島の観光地での自撮り写真でもらえるスタンプもある。全3段階に分かれており、達成度合いに応じて各店舗で100~500円の割引が受けられる。シートは各店舗で配布する。

 同協会代表理事で「純手打うどん よしや」の山下義高店主(49)は「ぜひ行ったことのない場所に足を運んで、レジャー感覚で楽しんでもらいたい」と話している。(和田翔太)

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