11日(日本時間12日)に開幕する男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメントで3年ぶりの優勝を狙う松山英樹が8日(同9日)、会場となる米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで記者会見に臨み、「もう1回、その場所(優勝)に戻れるように頑張りたい」と話した。
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2月のジェネシス招待で優勝した後、ここまで3試合の順位は12、6、7。年明けから4月のマスターズまでに10位以内に3度入るのは2015、19年に続き3度目(コロナ禍でマスターズが11月に延期された20年を除く)で、優勝を含むのは初めてだ。好調な中で13度目の出場となる今大会を迎える。
マスターズで日本男子初のメジャー大会制覇を成し遂げた21年から毎年、直前のバレロテキサスオープンに出場してきた。「試合勘をそのまま、ここ(マスターズ)で出すことができる」。ここ2年、悩まされた首や手首のけがも「痛みも少ない。そういう意味ではいいんじゃないですか」という。
同じ日本選手では21歳の久常涼が初出場する。27歳の星野陸也が2月に日本勢4人目、23歳の中島啓太が3月に同5人目の欧州ツアー初勝利を飾った。若手の活躍がめざましい中、32歳の松山は「いま(マスターズ出場は)2人ですけど、3、4、5人と増えていく時に自分もまだまだいれるように頑張りたい」と語った。(オーガスタ=高橋健人)