2024年3月のW杯アジア2次予選北朝鮮戦の試合前、久保建英(右)ら若手とともにウォーミングアップする長友佑都(中央)=西岡臣撮影

 サッカー日本代表として、5度目のワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨んでいるDF長友佑都だが、今までと立ち位置が違う。ここまでのアジア最終予選の全6試合で「ベンチ外」なのだ。

 だが……。

 「自分はW杯本戦で必ず、成功できるというイメージが明確にある。だから今、試合に出られなかったとしても、本番、自分が爆発しているイメージと感覚がある。なんの焦りもない」

 20日のバーレーン戦(埼玉スタジアム)に勝てば、8大会連続の出場が決まりはするが、W杯切符はまだつかむ前。それでも、思いはすでに、1年ほど後のW杯本戦のピッチに行き着いている。

 代表チームが最終予選で採用してきたのは3バック。「アジアでは僕のポジションには三笘薫(ブライトン)ら、ドリブルで攻撃に違いをつくれる選手がいる。攻撃的にいって、相手を圧倒する戦い方が正解」

 強豪国と対戦する本大会は、立場が変わる。フランスのエムバペ、ブラジルのビニシウス。世界の強烈なアタッカーと対峙(たいじ)し、食い止めなければならない。押し込まれる時間も増える。そのときに必要なのは、自分の守備力だと確信している。

 試合の登録メンバーは23人…

共有
Exit mobile version