Smiley face
写真・図版
タブレット端末の公費負担継続を求める署名を香川県教育委員会に提出した福本由紀子さん(中央)ら=2024年11月6日午前11時0分、高松市天神前、山田健悟撮影
  • 写真・図版

 香川県立高校の生徒が授業で使うタブレット端末について、2025年度の入学者以降は自己負担とする県の方針に対して、公費負担の継続を求める署名活動をしていた保護者らが6日、1万5216筆の署名を県教育委員会に提出した。保護者は「多くの方が同じような問題意識を持っている。その声を届けられた」と話した。

  • 高校タブレット代7.5万円が自己負担に これまでは公費で貸し出し

 県立高校の授業で使うタブレット端末は、これまでは公費で負担していた。自己負担となることで、保護者は新たに端末や付属品代約7万5千円を負担する必要が出てくる。

 このため、高松市で小中学生の子ども3人を育てる福本由紀子さん(41)ら、県内で子育てをする保護者たちが公費負担の継続を求め、9月から街頭とオンラインで署名活動を続けていた。

 1万5216筆のうち、5835筆がオンラインで、残りが街頭で集めた署名だという。

署名提出後、保護者と県教委の担当者の意見交換もありました。やりとりの詳細は記事後半で紹介します。

「なぜ指定の機種?」「補助の内容、いつ公表?」

 県教委は10月9日にあった…

共有