兵庫県加古川市にある少年院「加古川学園」の一室。助産師の神保ゆうこさん（48）が、ある絵本を紹介した。
「はじめにきいてね、こちょこちょモンキー！」（子どもの未来社）。くすぐるのが大好きなモンキーが、いつもみんなを笑わせていたが、友だちに拒否されたことをきっかけに、相手の気持ちを考えるストーリーだ。「同意」と「境界（バウンダリー）」が大きなテーマとなっている。
「自分がいいと思っていることを他の人もいいと思っているとは限らないよね。相手に『いい？』って聞いてみること。これが、すごい大事」
- 子どもたちが幸せになるための性教育を 連載第11部にあたって
- 性加害少年たちは学歴もIQも高い 少年鑑別所の精神科医が語る特徴
このシリーズの次回の配信では、性の多様性教育についてお伝えします。
■性の情報「アダルトビデオ」…
