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2024年5月11日、パレスチナ自治区ガザ中部のデイルアルバラで、イスラエル軍の攻撃で死亡したパレスチナ人の遺体のそばで死を悼む人たち=ロイター
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 イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファ郊外の住民に新たな退避勧告を出した。攻撃をさらに強め、作戦地域を拡大する方針とみられる。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止交渉が暗礁に乗り上げるなか、国連はガザ全域への支援物資搬入が止まる懸念を表明。ガザはかつてない人道危機に直面している。

 イスラエル軍は11日、ラファ郊外の住民に対して地中海沿いのマワシなどの「人道回廊」に避難する新たな退避勧告を出した。6日にはラファ東部の住民に勧告を出しており、軍はすでに約30万人が避難した、としている。ラファには約150万人が集結していた。

 イスラエル軍の攻撃は激しさを増している。朝日新聞の現地通信員によると、住民が荷車を引きながら避難を進めるなか、10日の日中から11日まで断続的に爆発や銃撃音が鳴り響いた。

■戦闘休止・人質解放交渉、ハ…

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