先日、ある方に時計をすすめようと思った。条件は、手頃な価格で、時計らしいデザインを持つモノ。加えて、丈夫で見やすければ文句なしだ。そしてムーブメントはできれば自動巻きであること。手巻きは面白いが、毎日ゼンマイを巻く手間を好む人は少ないだろう。
いろいろ探してみたが、筆者の考える条件を満たす時計は少ない。あるものは高価に過ぎるし、あるものは趣味に寄りすぎている。いよいよ普通の時計はないのか、と思っていたが、ふと立ち寄った時計屋である時計に出合った。それがハミルトンの「カーキ フィールド マーフ 38ミリ」である。
防水、動作持続…イロモノではない理由の数々
これは、クリストファー・ノ…