全国知事会の新会長に3日、阿部守一・長野県知事が就任した。阿部氏は記者会見を開き、「人口減少対策」「ジェンダー平等の推進」「国・地方の役割分担の改革」「地方自治・民主主義のアップデート」の四つを重点テーマに掲げた。
ジェンダー平等の推進については、「若い人や女性が暮らしやすい社会を作っていく上でも重要なテーマ。日本は先進国の中でもかなり後れをとっており、問題意識をもって取り組む」と強調。知事会に男女共同参画推進本部を新たに設け、吉村美栄子・山形県知事を本部長にあてることを明らかにした。
また、参院選挙区の合区解消や被選挙権年齢の引き下げについて研究を進める考えも明らかにした。合区解消については「1人1票の重さは重要だが、地域の声を反映する国会議員が少なくなると地方にとっては大きな問題だ。選挙制度はどうあるべきか、もう一度考えるべきだ」と述べた。
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