会談するトランプ米大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領。ウクライナのイエルマーク大統領府長官が2025年4月26日、テレグラムに投稿した

 ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ロシアとの「直接交渉」が見込まれるトルコへトランプ米大統領が訪問を示唆したことを受け、「会談に同席してくれるなら感謝する」とSNSにつづった。一方で、ウクライナと英独仏ポーランドが提示した同日からの「30日間の停戦」はロシア側が無視しており、大規模な追加制裁の準備に入る可能性がある。

 ゼレンスキー氏は、「プーチンとの直接会談というトランプ大統領のアイデアを支持する。私はトルコに行く。ロシアが会談から逃れないことを願う」と強調。その上で、トランプ氏がこの日の会見でトルコ訪問を示唆したことを受け、「もちろん、トランプ大統領がトルコでの会談に同席してくれるならば、ウクライナにいる私たち全員が感謝するだろう」と述べた。

 「正しいアイデアだ。我々は多くのことを変えられる」と訴えた。

 直接交渉は、プーチン氏が11日未明に表明。2022年に中断したウクライナとの実務者レベルの協議をトルコで15日に再開することを提案していた。トランプ氏はウクライナに参加を要請。ゼレンスキー氏は首脳会談を提案したが、プーチン氏は沈黙したままだ。

 一方で、トランプ氏も求めて…

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