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ウクライナの「偽情報対策センター」のコワレンコ所長=同センター提供

 北朝鮮兵がロシアに派遣され、ウクライナ軍との戦闘に加わったと指摘されている。ウクライナの偽情報対策センターのコワレンコ所長は7日、朝日新聞の取材に応じ、北朝鮮とロシアがさらに関係を深める計画を立てているとして、強い危機感を示した。

 同センターは国家安全保障防衛会議傘下の機関。ロシアによるプロパガンダや偽情報に対抗し、正確な情報を発信することを業務としている。

 コワレンコ氏によると、7日現在、ロシア国内にいる北朝鮮兵は1万2千人。9割を超える1万1千人以上がウクライナ北部と国境を接するロシア南西部クルスク州に移動した。北朝鮮兵はロシア軍の制服を着ているという。

 8月から同州で越境作戦を展開するウクライナ軍は、日常的な偵察によりロシア軍の位置を把握し、攻撃をしている。北朝鮮兵は様々なロシアの部隊に分散して配置されているといい、コワレンコ氏は「ロシア軍と北朝鮮兵がいる陣地に対し、砲撃を実施した」としている。

 コワレンコ氏によると、北朝…

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