「党首の中でSNSをこれだけやっている人はいない」。こう自負するほど、国民民主党の玉木雄一郎代表は常にスマートフォンを手放さない。見ているのはX(旧ツイッター)が中心。「ツイ廃(ツイッター廃人)」を自認するほど没頭している。

漫画・ドラゴンボールの「スーパーサイヤ人」に扮した映像をAIで作成し、紹介する国民民主党の玉木雄一郎代表。画面が映し出されると、会場からはどよめきが起きた=2025年4月12日午後1時56分、東京都文京区、安倍龍太郎撮影

 移動のすき間時間に、ユーザーからの投稿に「いいね」を押し、コメントする。「面倒」に感じることがあっても手間を惜しまないことが支持拡大につながるという。ポイントは「秘書や業者任せにせず、全部自分でやること」「とにかく間違ったら謝る。変に防戦しないこと」と話す。

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 こうした活動を玉木氏は「ネットどぶ板」と呼ぶ。選挙を勝ち抜くには、街頭や訪問活動をきめ細かく繰り返す従来型の「どぶ板」とともに「ネットどぶ板」が欠かせないという。動画配信を重視し、「永田町のユーチューバー」を自称する玉木氏のチャンネル登録者数は約60万人。国会議員の中でも際立つ。

ネットユーザーの再投稿を「ワードクラウド」で分析すると…

主な政治家のユーチューブチャンネル登録者数

 ユーチューブを始めたのは7…

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