ブロンズ像を手にしたヤマザキマリさん(左)と、とり・みきさん

 第28回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の贈呈式が6日、東京・築地の浜離宮朝日ホールであった。マンガ大賞の「プリニウス」の作者ヤマザキマリさん(57)、とり・みきさん(66)に鉄腕アトムのブロンズ像と賞金200万円が、新生賞の「神田ごくら町職人ばなし」の坂上暁仁さん(30)と短編賞の「ツユクサナツコの一生」の益田ミリさん(55)、特別賞のコミティア実行委員会には、ブロンズ像と賞金100万円が贈られた。

 2010年に「テルマエ・ロマエ」で短編賞を受けているヤマザキさんは、続く受賞に「古代ローマの力が私に働きかけているのでは」とスピーチ。とりさんは自身のマンガの根本に手塚作品との出会いがあると語り、「(合作した)ヤマザキさんとともに、手塚さんにも感謝を捧げたい」と喜んだ。

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