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ミロ展の来場者20万人を超えた記念セレモニーで、東京都美術館の高橋明也館長(右)から記念品を受け取る宮城織子さん(中央)と前田真由子さん=2025年6月20日午後2時31分、東京都美術館、鳥海あかり撮影

 東京都台東区の東京都美術館で開催中の「ミロ展」(朝日新聞社など主催)の来場者が20万人を超え、20日、記念セレモニーが行われた。

 セレモニーに臨んだのは、東京都武蔵野市の会社員宮城織子さん(30)と、母親の前田真由子さん(61)。宮城さんはよく展覧会を訪れるといい、「ミロの作品の雰囲気が好きで、世界観を味わいたいと思って来た。特にポスターにも使われている〈星座〉シリーズが楽しみ」と話した。前田さんは「暑い日が続いて来場をためらっていたが、娘が誘ってくれた。ぜひ見たいと思っていたので、今日一緒に来られてよかった」。2人には高橋明也館長から図録などが贈られた。

 ミロ展はスペインを代表する芸術家ジュアン・ミロ(1893~1983)の70年に及ぶ画業の全貌(ぜんぼう)を紹介する。この規模の回顧展が日本で開かれるのは約60年ぶり。7月6日まで。金曜は午後8時まで夜間開館する。一般2300円など。

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