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会見するNGO「トゥルース・ハウンズ」の関係者ら。ロシアによる人権侵害について、責任追及の重要性などを訴えた=2025年7月7日、東京都港区、渡辺七海撮影

 ウクライナ侵攻を続けるロシアの戦争犯罪を調査しているウクライナのNGO「トゥルース・ハウンズ」などが7日、東京都港区のウクライナ大使館で記者会見を開いた。ロシアの占領下にある中南部のザポリージャ原発で、職員に対する拷問が行われていると訴えた。

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 トゥルース・ハウンズは米国の国際非営利団体と協力し、ロシアによる戦争犯罪の調査や証拠の収集などを進めてきた。職員への拷問については、被害者や目撃者ら40人から話を聞くなどして情報を集めたという。

 ロマン・コワリ調査部門責任者によると、2022年にロシアがザポリージャ原発を占領して以来、ロシア側の指示を拒んだ職員らへの拷問が続いているとしている。殴打や電気ショックなどによる身体的被害や、精神的被害が確認された。拷問を受けて亡くなった職員もいたという。

 ザポリージャ原発をめぐって…

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