オースティン米国防長官は23日、ウクライナ侵攻を続けるロシアの国内に北朝鮮軍がいることを確認した、と明らかにした。北朝鮮の派兵についてはウクライナや韓国が指摘していたが、明確な見解を示してこなかった米国が認定したことで、今後はこの問題への対応策が焦点になる。
米紙ワシントン・ポストによると、オースティン氏は訪問先のローマで記者団に「ロシアに北朝鮮軍がいるという証拠がある。彼らが具体的に何をしているのかはまだわからない」と語った。
そのうえで「もし彼らが共同して、ロシア側に立ってこの戦争に参加しようとしているのであれば非常に深刻な問題だ」と指摘。「欧州だけでなく、インド太平洋地域にも影響を及ぼすだろう」と懸念を示した。
北朝鮮のロシア派兵をめぐっ…