与野党党首会談を終え、取材に応じる石破茂首相=2025年7月25日午前11時19分、首相官邸、上田幸一撮影

 石破茂首相(自民党総裁)の進退をめぐって、28日の両院議員懇談会の行方が焦点になっている。首相は26日、NHKの報道番組で改めて続投の意思を表明。署名集めなどで退陣圧力を強める議員らは、懇談会で首相や党執行部が進退にどう言及するか見極めるとしている。

 首相は同番組で、日米関税交渉について「合意に達したが実行するのはこれからなので、私どもとして責任を持たねばならない」と話した。続投の決意が揺らいだことがないか問われた際には「それはない。行政の最高責任者としては自分自身のいろんな思いは抑えていかないといけない」と否定。「一切の私心を持たず、国民のため、国の将来のために自分を滅してやる」と述べた。

 参院選で野党側が主張してきた消費減税については「『社会保障や国家財政は大丈夫だ』というのであれば、意見を出していただきたい」と、野党側との協議に臨む可能性も示唆した。

 首相を支える森山裕幹事長も…

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