「ヨーロピアン・プラウダ」のセルヒー・シドレンコ編集長=2024年2月、キーウ、杉山正撮影
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 スイス・ビュルゲンシュトックで開かれた「平和サミット」は、ウクライナの目にどう映ったのか。サミット終了後、ウクライナメディア「ヨーロピアン・プラウダ」のセルヒー・シドレンコ編集長に聞いた。

 サミットは失敗ではないが、外交的勝利と言うこともできない。

 共同声明はウクライナの立場を反映し、期待以上の内容だったと言える。5月時点の声明草案では「領土保全」に触れていなかった。実際の声明では言及があり、ずいぶん良くなった。

ウクライナの敗北は「世界秩序の敗北」

 ただ、全ての参加者が同意し…

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