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 一部区間の存廃などが議論されているJR芸備線をめぐり、JR西日本は21日、実証事業で運行中の臨時便の平均乗客数を公表した。広島―備後落合間の臨時便の平均乗客数は上下あわせて約55人で、飯田稔督(としまさ)広島支社長はこの日の会見で「(全体的に)例年より少し増えているという感覚」と述べた。

 芸備線の潜在需要を調べるため、広島―備後落合間と備後落合―新見間で7月中旬以降、土日祝日限定で上下1便ずつ臨時便を運行している。このうち広島―備後落合間の臨時便で、備後落合駅で乗り降りした乗客を調べたところ平均約55人だったという。

 この数字について、飯田支社長は「少し増えたという感覚」と評価したが、「何人が利用したかではなく、それによって地域にどんな経済効果があるかが重要だ」と述べた。備後落合―新見間の臨時便の乗客数については、広島支社の管轄外として公表しなかった。

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