日本でバレエ留学支援などに携わっている元ダンサーのアンドレイ・オルロフさん（41）=横浜市青葉区=が25日、同市中区の関内ホールで公演「ヤング・スター・バレエ・ガラ」を開く。世界トップレベルの若手ダンサーと、オルロフさんが指導した日本人の学生らが共演する。
オルロフさんは、ロシア中部ウドムルト共和国の出身。地元の大学で学び、ダンサーのほか、バレエマスターや振付家としても活動した。地元のバレエ団で日本人の妻と出会い、2012年に拠点を日本に移した。日本ワガノワ・バレエ協会を設立し、ロシア式バレエの普及に携わるほか、バレエスタジオで夫婦ともに指導を行うなどしている。
ウクライナ侵攻後、ロシアは厳しい対ロ制裁を科した欧米や日本を「非友好国」に指定するなど、日ロ関係は悪化した。バレエ団の来日は減り、留学を断念した日本人の学生もいた。
「政治が人々を分断している今こそ、芸術で人々をつなぐことが重要。特に、若い世代の文化交流が必要不可欠だ」と語る。
「名前でホールを満員にできる」ダンサーに必要なものとは
公演では、ロシアのボリショ…
