自民党の森山裕幹事長は5日、秋田市で地元政財界の関係者らと面会した。米どころ・秋田では、政府が進める備蓄米の放出などに農家が反発。JA秋田中央会の小松忠彦会長は、前日に秋田入りした小泉進次郎農水相とは会わなかったが、この日は森山幹事長に米価をめぐる要請書を渡した。
関係者によると、JA側は生産者の視点に立った米価、食料安全保障の確立のための安定した米価、農家が生産を続けられる米価の3点を求めたという。
森山幹事長は面会後に講演し、「コメ問題で農家のみなさんに心配があるのではないかと思った」と秋田入りの理由を述べた。
備蓄米の放出には「米の値段がこれ以上あがると、輸入がもっと増えるのではないかと感じた。なんとしても減らさなきゃいけないと、放出を決断した」と理解を求めた。
そのうえで、農協について「…