古墳で眠るのが夢だった――。そんな言葉をきっかけに、古墳の上からの眺めを楽しみ、そのふもとで寝るという民泊施設が誕生した。
古民家を改装した宿は名付けて「cofunia(コフニア)」。今秋に始まったプレオープンへの評価は上々で、来年3月からの本格的な営業に向けて準備が進められている。
この古墳、考古学者の間では…
コフニアが立つのは、奈良県天理市の「山の辺の道」沿いにある西山塚古墳のふもと。全長約114メートルの前方後円墳で、6世紀前半の築造とみられる。明治時代に後円部で石棺が見つかり、勾玉(まがたま)や管玉、鈴の破片などが出土した記録があるが、それらは今、所在不明となっている。
宮内庁は約200メートル南…