ハーバートLGBT+権利特別特使=2024年5月28日午前10時31分、東京都千代田区の在日英国大使館、村上友里撮影
  • 写真・図版

 英国の下院議員として、同性婚の法制化に奔走した、ハーバートLGBT+権利特別特使が28日、東京都内で朝日新聞のインタビューに応じ、「同性婚は、同性愛者も平等だということを象徴するものだ」と訴えた。

  • ギリシャでも法制化された同性婚 宗教との真っ向対立の乗り越え方
  • イラク、同性愛禁止の法案可決 人権団体「LGBTに追い打ち」

 ハーバート特使は2005年に国会議員となった。ゲイであることを公表。「同性愛者と異性愛者の完全な平等を実現したい」と考え、性的少数者などの権利向上に尽力するなど、同性婚を推進したキャンペーンのリーダーの一人とされる。

 英国では、10年から政権を担ったキャメロン首相が同性婚の法制化を支持。保守勢力のほか、宗教団体から反対の声が上がったが、ハーバート特使は「反対する宗教団体や個人に同性婚を強制するものではない。信教の自由を尊重し、同性婚をしたい人に結婚する自由を与えるのだ」と説得に回ったという。

「ゲイなので政治家にはなれない」とつづられた手紙

 その後に同性婚が法制化。「…

共有
Exit mobile version