岩手県内の教職員による飲酒運転が相次いでいることを受け、県教育委員会は6日、県立学校76校の校長に対し、飲酒運転撲滅の取り組みを徹底するよう求める訓示をした。
訓示は動画で、佐藤一男教育長は「飲酒運転は危険な行為で、命の尊さを伝える立場にある教職員が犯すことは言語道断」と指摘。「一人ひとりが深刻に受け止め、改めて違法性や悪質性を強く認識する必要がある」「二度と起こさない職場風土づくりに全力で取り組むようお願いする」などと述べた。
県教委によると、動画を通じて全ての県立学校の教職員にも訓示されるほか、各校長は緊急に全教職員と面談をして注意喚起を図る。県内では今年度、飲酒運転で教職員が摘発されるケースが3件起きている。