6月に公開された吉沢亮さんが主演する映画「国宝」(李相日監督)の興行収入が、105億円を超えた。配給する東宝が18日発表した。公開73日間で観客動員数は約747万人となったという。
- 李相日監督と原作者・吉田修一が語る本作の魅力
興行通信社によると、邦画の実写が日本で興収100億円を超えたのは2003年の「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(173.5億円)以来、22年ぶり。
100億円を超えた映画は過去に49作品あるが、そのうち邦画実写は「踊る大捜査線 THE MOVIE2」と「踊る大捜査線 THE MOVIE」(1998年、101億円)、「南極物語」(83年、110億円)の3作品のみだった。
「国宝」は朝日新聞で連載した吉田修一さんの同名小説を原作に、1人の歌舞伎役者が人間国宝に選ばれるまでの半生を描く。興行通信社によると、6月6日に公開されてから9週連続で週末の観客動員ランキングで3位以内に入るなど、ロングヒットが続いている。