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広島県立呉宮原高の松島康浩校長から優秀賞の賞状を授与される西村真宙さん=同県呉市の県立呉宮原高校、稲田信司撮影
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 第107回全国高校野球選手権大会のキャッチフレーズコンクール(朝日新聞社、朝日放送テレビ、朝日放送ラジオ主催、日本高校野球連盟後援)で、広島県立呉宮原高2年、西村真宙(まひろ)さん(17)の作品が、応募7460点の中からグランプリに次ぐ優秀賞に選ばれた。

 受賞作は「つきすすめ、夢満ちた夏。」。西村さんがこだわったのは「つきすすめ」を漢字ではなく、ひらがなにしたこと。「柔らかさを表現することで、身勝手に突進するのではなく、応援してくれる人に感謝しながら、一生懸命、前に進むという意味合いを持たせたかった」と語った。

 西村さんは弓道部に所属。同じ運動部で最も練習が厳しいという野球部にあこがれがある。「夏の甲子園優勝は球児の夢。その大舞台には、応援する、すべての人々の夢が集まり、風船のようにふくれあがっているというイメージを伝えたかった」と説明した。

 西村さんは大学に進学し、国際関係を学びたいという。県立呉宮原高で10日にあった表彰式で松島康浩校長は「受賞を大きな自信とし、別の選択肢にも挑戦してほしい」と賞状を手渡した。

 グランプリには、沖縄県立北山高3年の名渡山乃愛(などやまのあ)さん(18)の「心をひとつに夢の先まで!」、もう1点の優秀賞には、沖縄県立宜野湾高校2年の宮城磨和(とわ)さん(17)の「みんなが誰かの希望になる」が選ばれている。

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