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パリ五輪のブレイキンで難民選手団の一員として出場したアフガニスタン出身の選手マニージャ・タラシュさんは記者会見で涙を流して母国の女性たちへの思いを訴えた=2024年9月1日、パリ、宋光祐撮影

@パリ

 「共に生きられる日が来るまであきらめないで」

 アフガニスタンの女性たちを支援するパリの市民団体が9月1日に開いた記者会見。パリ五輪の競技ブレイキンに難民選手団の一員として出場したマニージャ・タラシュさん(21)は母国の女性たちに寄せる思いを打ち明け始めた途端、涙をこらえきれなくなった。

 首都カブールで暮らしていた4年前、SNSを通じてブレイキンと出会った。しかし、間もなくイスラム主義勢力タリバンが実権を握り、女性は教育や就労を制限された。公共の場で音楽を聴くこともできなくなった。

 NGOの支援で難民として入国できたスペインで働きながら、ダンスを再開した。「私に何ができるのか」。五輪への出場が決まってから、数カ月間悩み続けたという。

 迎えた五輪での演技中に「ア…

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