来年4月に開幕する大阪・関西万博の会場で23日、ガンダム像がお目見えした。アニメ「機動戦士ガンダム」の設定通りの大きさで、片ひざをついている姿の頭頂部までの高さは12.31メートル。右手を高く上げていて、指先までの全高は16.72メートルあるという。
ガンダム像は、バンダイナムコホールディングスが出展するパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」(ガンダム・ネクスト・フューチャー・パビリオン)の屋外展示で、未来を見すえ、宇宙時代を切り開く姿を表現しているという。この日には、頭部をクレーンでつり上げ、先にできあがっていた胴体に設置する作業が行われた。
パビリオンでは「宇宙で暮らすことが当たり前になった未来」をテーマとした映像体験などを提供する計画だ。バンダイナムコグループの榊原博・チーフガンダムオフィサーは「人が宇宙で生活する未来は、少しずつだが近づいている。世界中から多くの人々に(ガンダム)パビリオンを体験して頂き、宇宙や未来について考えるきっかけになれば」とあいさつした。(西村宏治)