【動画】旅行者と触れあう、イスタンブール空港のセラピー犬=根本晃撮影

トルコのイスタンブール空港にいる「セラピー犬」のアリータ=2024年5月27日、根本晃撮影
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 飛行機のフライト前にワンちゃんと触れあって、少しでもストレスや不安を和らげよう――。そんな目的から、トルコのイスタンブール空港で導入された「セラピー犬」が、旅行者らの心をいやしている。好評を受け、空港は近く規模の拡大を予定している。

 イスタンブール空港は世界有数の旅客者数を誇るハブ空港。利用者は午前8時~午後5時、ロビーや搭乗ゲートの前などで、ロゴ入りのベストを着て職員証を首からぶらさげたセラピー犬を抱きしめたり、なでたりすることができる。

 セラピー犬は米国やドイツなどの空港でも広がっている。担当者によると、イスタンブール空港では3月に本格的に導入された。現在は人になれる訓練などを受けた5匹が活躍しており、近く倍増させる予定だという。

 トルコ南西部への便を待っていたトルコ人の元数学教師、イペク・ディケンさん(55)は、中型犬の「クキ」を抱きしめながら「犬と触れあうことでリラックスできる。幸せで体がとろけそう」と顔をほころばせた。(イスタンブール=根本晃)

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