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スギヨの工場で働くグエン・ティ・トゥイさん(右)ら実習生=2024年2月8日午後5時0分、石川県七尾市のスギヨの寮、松田史朗撮影
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 能登半島地震で被災した企業が、避難中の外国人技能実習生との関係維持に力を入れている。人口流出で人手不足がさらに深刻になる可能性があり、事業再開には実習生の力がより必要になるとみているためだ。一方、実習生頼みから脱却しようという企業もある。

 2月下旬に一部の工場を再開した、カニカマの製造販売で知られる「スギヨ」(石川県七尾市)。グループ会社を含め、能登半島で働くベトナム、カンボジア人の実習生ら98人も被災した。多くの実習生が帰国するなか、残る実習生もいた。

 ベトナム出身のグエン・ティ・トゥイさん(23)は来日して3カ月後、寮で地震に見舞われた。「こんな大きな地震を経験したのは初めて。本当に怖かった」。グエン・ティ・ニーさん(20)は昨年末の来日以来、会社と寮、スーパーを往復するだけの日が多く、避難所の場所がわからなかった。

 2人は社員の案内でそれぞれ…

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