一般の人が自家用車を使って客を運ぶライドシェアのサービスが8日、東京都内で始まった。タクシー会社が運転手を雇用し、研修や勤務管理などをする仕組み。国土交通省によると、この日の運行が全国初の事例となるもようだ。
午前には東京ハイヤー・タクシー協会による出発式があった。試乗した斉藤鉄夫国交相は「安全安心の乗り物と感じた。車の安全性は乗客では確認できないので、タクシーと同等の安全管理を努力してほしい」と述べた。
国交省は今月1日から、地域や時間帯を限り、営利目的でのライドシェアを解禁した。東京(23区と武蔵野、三鷹両市)▽京浜(横浜、川崎両市など神奈川県4市)▽名古屋(名古屋市など愛知県12市3郡)▽京都市域(京都市など京都府8市4郡)の4区域。東京以外は今月中に順次、運行が始まる見込みだ。
5月以降には札幌、仙台、さいたま、千葉、大阪、神戸、広島、福岡の8市を含む区域でも解禁が予定されている。
今回、導入された制度は、タ…