サッカー日本代表の主将を長年務め、今季で現役を引退した長谷部誠さん(40)=静岡県藤枝市出身=が都内で記者会見した。熱狂的として知られる浦和レッズのファン・サポーターへの感謝を口にし、「プロ最初のクラブが浦和だったことは、本当に幸運だった。全く後悔がなく、大きな満足とともにキャリアを終えられた」と22年間の現役生活を振り返った。

 会見があったのは5月24日。現役ラストマッチから約1週間経ち、黒のスーツに身を包んだ長谷部さんはすがすがしい表情だった。引退を決めたのは3月下旬といい、「正直実感がまだわかない。頭では理解しようとしているが、体が今すぐにでもボールを蹴りたいとうずいている」と笑った。

会見する長谷部誠さん=東京都千代田区

 長谷部さんは藤枝東高から2002年に浦和レッズに入団。08年からドイツに渡り、三つのチームで16年間プレー。ウォルフスブルクでは08~09年シーズンにリーグ優勝。21~22年シーズンにはフランクフルトで欧州リーグ制覇を果たした。

 浦和時代は6年間でJ1通算…

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