米国の大学で、パレスチナ支持を訴える学生の抗議デモが続いている。なぜここまで、若い世代の共感が広がっているのか。米カリフォルニア大バークリー校に在籍し、米国の(1990年代半ば以降生まれの)「Z世代」と呼ばれる若者の実情に詳しいライターのダニエル竹田さんに話を聞いた。
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――なぜここまで抗議活動が広がったのでしょうか。
「コロンビア大の抗議活動は、軍事支援や武器開発企業への投資をやめるよう大学側に求めたところから始まった。大学は投資会社のように機能していて、学生の学費や寄付金を投資に回して利益を得ている。コロンビア大側が警察を投入するという行動を取ったことが、学生たちを怒らせた」
「バークリーにも、パレスチ…