シカによる「樹皮はぎ」の被害を受けたとみられる樹木=2024年11月、浅間山の湯の平、NPO法人生物多様性研究所あーすわーむ提供 長野・群馬県境の浅間山(2568メートル)周辺で、シカが樹木の樹皮をはいで食べる「樹皮はぎ」の被害が急速に進んでいる。シカが生態系に与える影響などを調べているNPO法人「生物多様性研究所あーすわーむ」(長野県軽井沢町)がまとめた2024年の調査結果の中で明らかにした。調査に携わる関係者は「樹林が消えてしまう可能性もある」と指摘している。 【動画】浅間山周辺で進むシカの食害=道総研・伊藤健彦さん提供 調査は東邦大の研究者らとと…