6月6日の「梅の日」にちなみ、和歌山県田辺市など6市町やJAわかやま、梅干組合などでつくる紀州梅の会が、日本各地で青梅をPRする行事を行った。京都市の上賀茂神社(北区)、下鴨神社(左京区)では、時代装束をまとった女性や担い手、奉行ら約50人が「紀州 梅道中」として両神社の境内を歩き、初物の青梅各10キロを奉納した。今年で20回目。
日照りが続いた室町時代後期に、後奈良天皇が賀茂社へ梅を奉納して祈願したところ、大雨が降り始めたという故事にちなむ。「夏場の熱中症予防にもぜひ食べていただきたい」と田辺市役所の吉田蒼太さん。