第2次世界大戦で欧州戦線の決定的転機となったノルマンディー上陸作戦から、6日で80年を迎えました。バイデン米大統領ら各国首脳や退役軍人が参加する式典がフランスで開かれるのを機に、その歴史的な意義を、米バンダービルト大のトーマス・シュワルツ教授(歴史学)に聞きました。
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――ノルマンディー上陸作戦はなぜ重要なのですか。
象徴的な意味があります。世界最大級の侵攻作戦で、主に米国の成果だとみなされてきました。最高司令官のアイゼンハワーは、ナチスの圧政から欧州を解放しようとする作戦について、宗教的、道徳的な側面を想起させる「十字軍」という表現さえ使いました。
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