27日の自民党総裁選で石破茂元幹事長(67)が新総裁に選出されたことは、海外メディアが速報を含めて次々と報じた。石破氏の政治家としての経歴や人物像を伝えるなかで、「党批判をためらわず敵もいる」という自民党内の立場や故安倍晋三元首相に批判的だったことなどに言及する報道が目立った。
- 「将来の首相、中台が衝突したら?」 台湾メディアの質問に石破氏は
「米国との間に起こりうる緊張関係を予感させる」。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は日米地位協定の改定を掲げる石破氏の選出をそう伝えた。WSJは2018年に石破氏にインタビューしており、その際に石破氏が安倍氏を念頭に「トランプ大統領とゴルフをしたり、トランプタワーにいったりする必要はない。日本が手ごわい相手だと思わせることが重要だ」と発言した、と紹介した。
英紙フィナンシャル・タイムズは「自分の党に敵を作ることを恐れない、歯に衣着せぬ反抗者として評判を得てきた」と分析。鉄道や軍事の「オタク」の一面にも触れた。
インドの地元紙「タイムズ・…