福島県立安積中学・高校(郡山市開成5丁目)で8日、東京電力で副社長を務めた石崎芳行さん(71)が「原発事故と復興」をテーマに特別授業をした。この授業は、全国九つの高校もインターネットを通じて同時に視聴した。
石崎さんは東電福島第一原発事故から2年後の2013年1月に発足した福島復興本社で、初代代表を務めた。安積中高はスーパーサイエンススクール事業の一つとして「福島の復興」を掲げており、今回、特別講師として招いた。
事故前には本社の広報部長や福島第二原発の所長を経験し、「日本では原発事故は起きません。地震が起きたら逃げ込んできて下さい」と話してきた。事故後、被災者から「ウソつき」と繰り返し非難された。
生徒から「なぜ事故が起きな…