北朝鮮が平壌上空に侵入した無人機によって体制批判のビラをまかれたと主張している問題で、北朝鮮国防省の報道官は27日、韓国軍によるものだとする最終調査結果を発表した。朝鮮中央通信が28日伝えた。墜落した無人機の飛行データを分析した結果だとしている。

 金与正(キムヨジョン)・朝鮮労働党副部長は28日に談話を出し、ソウル上空に無人機が侵入し、尹錫悦(ユンソンニョル)政権を非難するビラがまかれたと「仮定」し、「どのように口角泡を飛ばしてほえるか一度は見てみたい」と挑発した。

 北朝鮮は平壌で13日に無人機の残骸を発見し、韓国軍の偵察用の無人機と同機種だったと主張していた。北朝鮮国防省は、この無人機には昨年6月からの238の飛行計画と飛行履歴が残っており、最後の飛行以外はすべて韓国内で飛行したデータだったとした。

 飛行データによると、10月…

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