ドキュメンタリー映画「104歳、哲代さんのひとり暮らし」(山本和宏監督)が4月18日から全国で順次公開される。作品の主役は、ひとり暮らしをうららかに生きる石井哲代さん=広島県尾道市。1月末から先行公開されている同県内の観客動員は2万人を超えた。自身の日常が映画になった思いを聞いた。
映画になってうれしいような、恥ずかしいような。どう年をとっていくのか、みなさんの一つのお手本になれば。お手本になれるよう、しゃんとせんといけんですね。
とにかく一生懸命生きることだけを思ってきました。自分の人生を明るくまっすぐにと。悩みもありました。子どもがいないんで、期待にこたえられんで、すまなかった。家を出ようとまで考えました。でも、(夫の)良英さん=2003年死去=が、自分一人で背負わんでいいと。
記事の後半で、映画を鑑賞した高齢者専門の精神科医、和田秀樹さんの話を紹介しています。
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悩みは言うても解決できんの…