大リーグ史上初のシーズン50本塁打、50盗塁を成し遂げたドジャースの大谷翔平はベンチを飛び出し、場内を一望した。割れんばかりとなった敵地でのカーテンコールに応え、りりしい表情で右手を掲げた。19日(日本時間20日)に米フロリダ州マイアミであったマーリンズ戦での偉業達成だった。
この試合の前まで48本塁打、49盗塁だったが、前人未到の「50―50」まで一気にたどり着いた。
一回、先頭で右越え二塁打を放つと、なお1死一、二塁で一塁走者のフリーマンとともに重盗を仕掛ける。タッチを試みた三塁手のグラブの下に右足を滑り込ませ、三盗に成功。50盗塁の大台に難なく乗せた。
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