インタビューに答える公明党の山口那津男元代表=2025年6月27日午後2時48分、国会内、川辺真改撮影

 政界を引退する公明党の山口那津男元代表(72)が27日、報道各社のインタビューに応じた。党代表を8期15年間務めた山口氏は、消費税の軽減税率導入や安全保障法制などで「公明党の大きな役割を果たせた」と振り返った。

 ――党代表の15年間を振り返ってどうか。

 一番苦しかったのは代表就任の2009年。直前の衆院選で自民党とともに下野し、党幹部が軒並み議席を失った。地方議員と「公明党の自画像を見つめ直して出直そう」と話し合い、マイナスから一歩ずつはい上がった。12年の衆院選で政権を取り戻した時、当時の安倍晋三首相と「二度と国民の不信を招かないように努力していこう、謙虚に政権運営を行おう」と確認しあった。

 (国会議員の)ライフワークとしては対人地雷の除去活動に取り組んだ。地雷を取り除く研究に関する予算を確保した。今はウクライナでロシアが埋めた地雷をいかに取り除くかがテーマだ。一つのテーマに長期間取り組み、成果を出すことは国会議員に求められる役割だ。

 ――公明が果たしてきた役割…

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