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立候補予定者の演説を聴く支援者ら=2025年6月14日、熊本市中央区、渡邉淳基撮影

 参院選の日程が7月3日公示、20日投開票と決まり、熊本選挙区(改選数1)でも立候補予定者の動きが本格化してきた。これまでのところ、3期目をめざす自民現職に、新顔2人が挑む構図となっている。

自民、楽観ムード排す

 「2期12年間は色々な意味で『雑巾がけ』をしてきた。今度、上げてもらったら、本当にやりたいことを集中してやらせてほしい」。自民現職の馬場成志氏(60)=公明推薦=は6月22日、甲佐町であった坂本哲志・衆院議員の国政報告会に出席し、実績を強調して支持を訴えた。

 衆参両院で県内選挙区の議席を独占する自民は、県議や自治体の首長も多数を占める。支える組織も業界団体など県全体に広がり、公明との選挙協力も盤石。だが、陣営に楽観ムードはない。

 年明け早々に開いた選対本部…

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