衆院本会議で代表質問に立つ立憲民主党の野田佳彦代表=2024年10月7日、岩下毅撮影

 石破茂内閣は9日午前の臨時閣議で、衆院解散を決定した。衆院解散をめぐっては「バカヤロー解散」「郵政解散」など当時の政治状況にちなんで様々な名前が付いた。石破茂首相が踏み切った今回の早期解散にはどんなネーミングがふさわしいのだろうか。

 立憲民主党の野田佳彦代表は、自民党派閥の裏金問題の実態解明や政治改革についての国会論戦が不十分だと指摘。「そこから逃げようとするならば『裏金解散』と言わざるを得ないし、旧統一教会の問題も含め『臭いものにフタ解散』だ」と批判する。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は8日の記者会見で「約束破り解散」と名付けた。首相が自民党総裁選の期間中、解散前に予算委員会での議論が必要だとの認識を示していたことを念頭に、「おきて破りならぬ約束破りだ」と語気を強めた。共産党の田村智子委員長も同日、記者団に「論戦回避逃げ切り解散」と批判した。

 永田町の外からは「ボロ隠し…

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