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松井証券社長 和里田聰(わりた・あきら)1971年、東京都生まれ。一橋大卒業後、94年にP&Gファー・イースト・インク(現P&Gジャパン)入社。リーマン・ブラザーズ証券、UBS証券を経て、2006年に松井証券入社。20年から現職=東京都千代田区

 松井証券は、投資を「知的エンターテインメント」ととらえて、コーポレートブランドをリニューアルしました。投資を人生における発見と成長につながるような体験にしたいという思いが、若い人に響いて採用活動でも追い風になっています。政府などが「貯蓄から投資へ」と旗を振る状況を「違和感だらけ」と感じたからこその差別化です。狙いを和里田聰社長に聞きました。

 ――「売り手市場」といわれる中、新卒採用で工夫をしていますか。

 「2022年12月にコーポレートブランドをリニューアルし、『投資をまじめに、おもしろく。』というスローガンを設定しました。投資を『知的エンターテインメント』として、個々人の成長につながるような体験にしましょうというメッセージも出したら、学生に結構刺さっています。私たちがYouTubeに載せている動画コンテンツを見て採用に応募する学生が増えています」

 「我々のミッションに共感し…

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