結婚にあたり別姓か同姓か選べるようにする「選択的夫婦別姓」が、自民党総裁選でも争点になっています。世界で夫婦同姓が強制されているのは日本だけ。なぜでしょうか。当事者は何に困っているのでしょうか。これまでの記事をまとめました。
まずは、実際に別姓を選んだ人はどんな思いなのか。その子どもはどんな思いで育つのか。1組の親子に深く聞いた記事です。
【体験談】私たちは親子、名字は違う 「もめる?かわいそう?実態を見て」
このまま別姓という選択肢が導入されなければ未来の日本がどうなっていくのか。一風変わった試算を伝えた記事も。少子化が急激に進む地域では、夫婦同姓のもと、片方(多くは女性)の家の姓が途絶える現実があります。
【試算】別姓導入しなければ、500年後みんな「佐藤さん」に 研究者が試算
別姓をめぐる議論では、「銀行口座やパスポートなどの変更の手続きが非常に大変」という「不便さ」がよく強調されます。もちろん本人にとっては煩雑で大事な論点ですが、本質は人権や平等の問題だと伝える記事もあります。
【論点】名字も自分の名前、失いたくない 夫婦別姓の議論で軽んじられる本質
日本では、婚姻届を出した夫…