好き・どちらでもない・きらい

 日本と韓国の国交正常化60年を機に実施した朝日新聞社と韓国・東亜日報社の共同世論調査では、互いの国への好感や日韓関係の現状認識が、10年前の共同調査と比べて上向いた。日本側は、韓国が「好き」という人が2015年の10%から今回19%に。日韓関係が「うまくいっている」は7%から29%になった。一方で日韓関係の今後については「よい方向に進む」との見方が17%にとどまり、10年前と大差なかった。

 今回は日韓ともに電話調査で実施したが、15年の共同調査は日本側は郵送調査だったため、数字を単純に比較することはできない。ただ、韓国大統領(当時)による竹島(韓国名・独島)上陸(12年)や安倍晋三首相(当時)による靖国神社参拝(13年)などを受けて日韓関係がぎくしゃくしていた当時と比べて、友好の機運は高めの水準にあるといえそうだ。

 韓国側も、日本が「好き」は前回の5%が今回23%に増え、「きらい」は50→23%、「どちらでもない」は43→54%と変化した。

 日本側の「韓国が好き」は…

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