トークセッションで話し合う学生(奥)とJR四国の担当者=2025年2月20日午後1時58分、高松市浜ノ町、福家司撮影

 高松大学経営学部の学生たちが、JR高松駅ビル「高松オルネ」(高松市)の新たな活用に向けて、JR四国に四つのアイデアを提案した。

 同学部の高塚順子教授、日笠倫周講師のゼミに所属する3年生18人が昨年6月から、オルネ関係者へのヒアリングなどを通じて経営のリアルを学んできた。

 2月20日にはオルネで成果報告会があった。徳島文理大高松駅キャンパスの開学を4月に控え、大学生へのインターン・求人情報を提供する案や、家族連れや若年層も楽しめるボードゲームカフェの開設といった4案を学生6人が提案した。

 学生たちはJR四国の担当者らとトークセッションも実施。同社事業開発本部の北條裕介・副本部長は「われわれの思いつかないような提案があり、皆さんの意見を参考に施設を変えていきたい」と話した。一方で、「実現には人手や場所の確保が課題になる」との指摘もあった。

 ボードゲームカフェなどを提案した学生の赤松隼斗さん(21)は「JR四国の方が、お酒や食事と(ボードゲームを)組み合わせるなど可能性を広げる意見を出してくださったのが勉強になった」と話していた。

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