自宅や店舗、工場敷地などに置いた太陽光発電をなるべく自家消費しようという動きが出ています。昼間に電気を使うと得になる場面が増えてきました。背景を解説します。
- 太陽光は「売る」より「使う」がお得 自家消費のカギは昼間の給湯機
- 「電気は夜安い」は昔の話? 「昼シフト」で光熱費を3分の1にした
Q 太陽光の電気は「売る」より「使う」方が得になるってどういうこと?
A 「太陽光発電イコール売電」のイメージが強いのは、国が固定価格買い取り制度(FIT)の当初に価格を高めに設定していたことが響いている。買い取り価格は、太陽光の急拡大で導入コストが下がるにつれ大きく引き下げられ、すでに一般的な電気料金単価を下回っている。
FIT期間が終わった「卒FIT」の電気だともっと安い。売らずに自家消費して、その分、電力会社から買う電気を減らした方が得になる。
Q 電気を使い切れない時や、逆に雨や曇りで発電量が足りない日はどうするの?
A 余った電力は送電網を通…