AI法案が閣議決定されました。AI技術の進歩は急速に進んでおり、私たちの暮らしは便利になる一方、社会に様々なひずみも生んでいます。

  • AI法案を閣議決定 国による事業者への調査可能に 重大事案発生時

 Q 人工知能(AI)にはどんなリスクがあるのか。

 A AIは大量の学習データをもとに、画像の認識や、高度なデータ分析や推測ができる。商品の需給予測などに役立つ半面、AIが人間を評価し、行動をコントロールする恐れもある。使い方を間違えれば人々の差別や監視にもつながりかねない。

 Q AI法案の議論のきっかけとなった生成AIとは。

 A 「ChatGPT(チャットGPT)」で注目された生成AIは分析や予測にとどまらず、人間が書いたような自然な文章や、現実のようにリアルな画像や動画、音声を生み出すことができる。

 ディープフェイクと呼ばれる本物と見分けのつかない偽の画像や音声を簡単につくれるようになった。犯罪に利用される恐れがあるほか、拡散されれば社会に混乱も生む。生成AIは兵器への転用など、安全保障上の懸念も指摘されている。

 Q 実際にどんな問題が起きているのか。

 A 選挙期間中のディープフ…

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