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 立憲民主党の代表選が23日、投開票されます。候補者は野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)の4人。開票の行方は。新代表は何を語るのか。タイムラインで速報します。

立憲民主党代表選の決選投票に臨む野田佳彦氏(左)と枝野幸男氏=2024年9月23日午後2時40分、東京都港区、恵原弘太郎撮影
本日の立憲民主党代表選の流れ

14:50

枝野幸男氏「求められているのは新たな前進」

 野田氏に続き、枝野氏が決選投票に向け決意表明。「太平洋戦争の末期、鈴木貫太郎総理は抵抗する軍部とぶつかりながら命がけで終戦を成し遂げた。戦後復興と高度成長は、古く暗い時代を終わらせた鈴木総理の決死の覚悟と、したたかな政治力があったからにほかならない」と述べた上で、「私たちもいま歴史の分かれ道にいる。(自民党政権の首相の)表紙を代えるだけで奪われた30年を延命させるのか。裏金問題などにフタをして政治不信をさらに募らせ、民主主義の基盤を失うのか。そんな明日を絶対に許してはいけない」と訴えた。

 「経験不足で期待に応えられなかった民主党政権、ばらばらでまとまりきれなかった多弱の野党、それぞれの立場で苦悶(くもん)した希望の党騒動。こうした経験と教訓を生かす。旧立憲や民進党を振り返るのではない。ましてやかつての古い民主党に戻るのでもない。求められているのは新たな前進です」と強調。「人間を使い捨てにする経済と社会に終止符を打ち、ヒューマンエコノミクスを打ち立てたい。直前の総選挙から来年の参院選まで見据え、政権を担える新しい国民政党となり、政治の転換を実現しましょう。未来を切り開いて参ります」と訴えた。

14:40

野田佳彦氏「政権交代こそが最大の政治改革」

 決選投票前の決意表明で野田佳彦氏は「元々、高校の授業料無償化は旧民主党政権で導入した。そのときはバラマキと自民党、公明党に批判された」と振り返った。そのうえで「でもいまや、どの政党も教育無償化に追随するようになった。誇りをもって、これからも堂々と子どもの育ちや学びは社会が支える。そういう社会をつくろうではありませんか」と呼びかけた。

 野田氏はまた、「(子どもが親を選べない不運を嘆いた)『親ガチャ』などという言葉を死語にしようではありませんか」とも述べた。所得制限なくすべてのベーシックサービスを供給する国にしたいと表明。「弱い人を助けるための政治はもう終わり。弱い人が生まれない社会をつくるということです。この国に生まれてよかったと思える『国ガチャ』にあたったと言える国をつくろうじゃありませんか」と語った。

 演説の最後には「何よりも大事なのは、国民の政治に対する信頼です。金権政治を終わらせ、世襲政治を制限する。政権交代こそが最大の政治改革であります」と締めくくった。

立憲民主党の臨時党大会で、決選投票前に演説する野田佳彦氏=2024年9月23日午後2時47分、東京都港区、恵原弘太郎撮影

14:30

野田氏と枝野氏で決選投票へ

 国会議員や次期国政選挙の立候補予定者による直接投票が終了した。参加した国会議員らが緊張した面持ちで見守る中、開票結果が発表された。

 ポイント制で、国会議員は2ポイント、立候補予定者は1ポイントが割り振られている。

 開票の結果、野田佳彦元首相は128ポイント、枝野幸男前代表は83ポイント、泉健太代表は84ポイント、吉田晴美衆院議員は73ポイントとなった。

 発表済みの地方票との合計では、野田元首相は267ポイント、枝野前代表は206ポイント、泉代表は143ポイント、吉田衆院議員は122ポイント。

 地方票と合わせたポイントで、過半数の369ポイントを獲得した候補者がいなかったため、野田氏と枝野氏による決選投票となった。

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立憲民主党代表選挙の仕組み

13:40

地方票トップは野田元首相

 地方議員と一般党員・協力党員による「地方票」の結果が発表された。届け出順に野田佳彦元首相が139ポイント、枝野幸男前代表が123ポイント、泉健太代表が59ポイント、吉田晴美衆院議員が49ポイントをそれぞれ獲得した。

立憲民主党の臨時党大会で登壇した(左から)野田佳彦氏、枝野幸男氏、泉健太氏、吉田晴美氏=2024年9月23日午後1時7分、東京都港区、恵原弘太郎撮影

■吉田晴美氏「自民との対立軸…

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